当院からのお知らせ
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重 要 休診のお知らせ

学校検診・保育園検診のため、以下の日程を休診とさせていただきます。

5月13日㈫AM
5月20日㈫AM
5月27日㈫AM

※各日PMは通常通り診療いたします。

寒暖差のため感冒や扁桃炎の患者さんがふえています。
体調管理に留意してください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2024/6/28 筆無精

開院当初はお知らせを毎月書く意気込みでしたが、忙しさにかまけて昨年末からお知らせを更新せずに過ぎてしまいました。自分の筆無精には呆れてしまいます。花粉症シーズンがひと段落し、少し余裕がでてきたので再度筆をとる決意をしました。

令和4年4月に開院した当院も、2年が過ぎ3年目を迎えました。
開院当初は自分の診療が受け入れてもらえるか、このまま続けることができるか心配でしたが、多くの患者さんに来院いただき、スタッフの大きな離職もないまま現在に至ります。皆さんに感謝の気持ちを忘れず、これからも地域医療に貢献できることを目標に尽力してまいります。

次回の更新はいつになるのか、自分でもわかりません。筆無精であることは変わりませんが、医療に対してはできる限り真摯に向き合うことを続けていこうと思います。
谷保耳鼻咽喉科をこれからもよろしくお願いいたします。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/12/28 免疫負債

今年は夏頃から連続して感染症に罹患する、または一度罹患してからなかなか治らない患者さんが増えています。新型コロナウイルス感染症が流行する前には、特定の時期に流行していた感染症が、5類以降に集中して流行しているようです。

コロナ禍で感染対策が徹底されウイルス感染が起こらなかった結果、各種ウイルスに対する免疫力を獲得できなかった状態のことを「免疫負債」と呼ぶそうです。この免疫負債により一連の感染症に罹患し続けていると考えると、現在の感染症の流行にも合点がいく気がします。免疫負債を完済するためには、感染による免疫を獲得する必要がありそうです。

耳鼻咽喉科のミッションとしては、感染時の重症化を防ぐことが第一であると考えていますので、なかなか治らない症状や悪化する症状がある場合には外来へお越しください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/10/20 インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の対応について

当院は施設の構造上、待合が狭小であり動線の分離も困難です。そのため、新型コロナウイルス、インフルエンザ感染症に対する対応が難しく、厚生労働省の指定する外来対応医療機関に登録しておりません。

以上のことから、新型コロナウイルス、インフルエンザの検査や治療については当院では行っておりませんのでご了承ください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木 大士

2023/6/19 保険証持参のお願い

なにかと話題のマイナンバーカードによる受付が当院でも開始となります。

マイナンバーカードのみで受付された際、保険証とマイナンバーカードが紐づいていない場合は10割負担(保険証が使えない)となってしまいます。初めてマイナンバーカードで受付される場合には、保険証も併せて持参いただくことをお勧めします。
また、医療証や受給者証は適宜確認させていただく必要があるため、併せて持参いただけますようお願いいたします。

報道をみる限りトラブルは避けられないものと思われますが、当院としてはできる限り丁寧な対応をさせていただく予定です。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/6/2 補聴器の日

どんなものにも記念日がつきものですが、6月6日は補聴器の日のようです。
耳の形と「6」が似ていることから制定されました。

愛知県で65歳以上の高齢者を対象に、聴覚障害と要介護の関連を検討したところ、聴覚障害がある人とない人では、要介護状態の発生に約2倍の差があったようです。
難聴により会話が面倒になったり、聞き直すことをためらったり、それが積み重なることで会話を楽しめず認知症が進行してしまうのでしょう。

補聴器は認知症の進行を食い止める一つのデバイスではありますが、難聴の方でも言葉を聞き取る力(脳で理解する力)が残っている方のほうが効果を期待しやすいです。
「もっと会話を楽しみたい」「好きな音楽を聴き続けたい」聴き取りに対する強い気持ちがある方にお勧めできるものですので、適宜ご相談ください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木 大士

2023/5/15 健康の喜び

地区の健康啓発ポスターに以下の記載がありました。
「禁煙すると、1年後には虚血性心疾患のリスクが喫煙者の約半分に低下、10年後には肺がんのリスクが喫煙者の約半分に低下します」

喫煙は肺癌、喉頭癌を発症するリスクを高めます。
医師は禁煙を勧める際に「喫煙で病気が発症する恐怖」を説明することが多いと思いますが、このポスターは「禁煙することで健康でいられる喜び」を伝えています。同じく禁煙を勧める内容であったとしても、恐怖感から禁煙するよりも、健康の喜びを感じながら禁煙できるほうが継続できると感じました。

インフォームドコンセント(説明と同意)が主流となっている現在、耳鼻咽喉科でも疾患のリスクや危険性は必ず伝えなくてはなりませんが、前向きに治療に臨めるよう健康の喜びを感じられる説明ができることが理想です。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/3/28 ダブル花粉

昨年の12倍ものスギ花粉が飛散しているようです。花粉の影響がなかった方も目のかゆみ、鼻水などの症状を自覚され来院されています。市販薬では改善しない症状も、複数の薬剤の組み合わせにより改善することが多いでので、いつでもご相談ください。

ヒノキ花粉の飛散も始まり、ダブルの花粉による症状悪化も懸念されています。スギ花粉とヒノキ花粉の形態は80%が類似しているらしく、患者さんの採血結果をみてもスギ花粉に反応している方はヒノキ花粉も反応している場合が多々あります。

まだまだ花粉の影響は続くようですので、生活や仕事に支障がでている場合は積極的な治療をお勧めします。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/2/3 スギ花粉症

スギ花粉の本格的な飛散は、全国的に2月頃から始まるとニュースでは言われています。
しかし、実はスギ花粉は12月から少しずつ飛散しているようで、当院にも花粉症症状で来院される患者様も増えてきています。

スギ花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげ、日常生活に与える影響を改善するなどの効果が期待されます。
これまでのアレルゲン免疫療法は、医療機関で皮下に注射する「皮下免疫療法」だけでした。しかし、最近では、舌の下で治療薬を保持する「舌下免疫療法」のお薬が登場し、自宅で服用できるようになりました。
いつでもご相談ください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2023/1/13 検査は悪か

先日、医療に関する書籍を読んだところで「昔の医者は胸に聴診器を当てただけで病気が診断できたのに、現代の医者は検査ばかりしている」といった内容が書いてありました。
耳鼻咽喉科領域でも検査が増えたのは事実ですが、検査の多い現代の医者は能力が落ちたのでしょうか。検査は患者さんにとって悪いことなのでしょうか。

<検査のメリットと考えられるポイント>
①科学的なデータに基づいて客観的な判断ができる。
多数の患者さんの検査結果から得られたデータと照合することで、診察した内容の裏付けができ正確な診断・治療ができます。
②病状説明に利用できる
医者の言葉は難解であり、説明が理解しにくいことは以前から指摘されていることです。
検査結果は目で見てわかりやすいため、疾患への理解が深まることが期待できます。

余計な検査はせず、必要な検査をきちんとした説明とともに行えることが理想です。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2022/12/9 不易と流行

先日、教育に関する記事を読んで「不易と流行」という言葉を知りました。
どの世界にも変わらず続くもの(不易)と変わりゆくもの(流行)があると思います。

医療における不易と流行とは、なんでしょう。
人間の体を研究し尽くした医学は、多少の例外はあるものの多くの人に該当する不易の事実です。医学の進歩により新しいことが発見されることも時々ありますが、私たちの医療に還元される日はかなり先かもしれません。
医療現場における医師の在り方は、「お医者様」といわれたような尊大で横柄な医師像から、より身近で丁寧な医師が求められ、まさに流行であると感じられます。患者と医師の関係は、二人三脚で治癒というゴールに向かっていくようなものです。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2022/11/11 フルロナ感染

本日、ニュースでインフルエンザとコロナ同時感染(フル・ロナ)した患者さんの報告がありました。39.8℃の発熱があったそうです。同時感染は重症化リスクが高いといわれております。重症化を予防するためにも、ワクチン接種をお勧めします。

インフルエンザワクチンは接種後も接種部位の腫れ、熱感、かゆみがでる程度で生活への影響はほとんどありません。コロナ第8波が目前に迫っている中で、できるだけ発熱、重症化リスクを避けるためには、インフルエンザワクチンは重要です。当院はクリニック規模も小さく発熱外来は行っておりませんが、インフルエンザワクチンは随時接種しております。予約ページでのワクチン予約が便利ですので、是非ご利用ください。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2022/10/3 秋の夜静かな心に虫の声

10月に入り、夜はだいぶ涼しくなってきました。育児や仕事がひと段落して、耳をすますと虫の声が聞こえてきます。秋に鳴く虫はコオロギ、スズムシしか知りませんでしたが、実は10種類ほどいるようです。虫の声も低い音から高い音まで様々です。虫の声は以前と同じように聞こえているでしょうか。

加齢性難聴は50歳ころから始まり、内耳の障害により高音(モスキート音)が聞こえにくくなる疾患です。難聴と認知症との関連も指摘されており、認知症予防のためにも難聴は早期発見、治療することをお勧めします。

谷保耳鼻咽喉科 鈴木大士

2022/9/1 インフルエンザワクチン

 10月1日よりインフルエンザワクチン接種が始まります。今年のインフルエンザワクチンは、過去最多の3521万本(大人7042万回分)が供給されるとのことです。新型コロナウイルス感染症が未だ収束の糸口が見えない中、発熱するリスクはできるだけ避けることが望ましいと考えられます。発症や重症化を予防しうるインフルエンザワクチンの接種を是非ご検討ください。

 当院はオープンして間もないこともあり、昨年度のワクチン接種の実績がありません。実績がないクリニックに供給されるワクチンの数は限られておりますが、各業者に依頼しワクチンの確保に努めております。接種年齢についても、子供から高齢の患者様まで、幅広く対応させていただきます。ホームページの順番予約を取得していただけますと、スムーズに接種できます。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木 大士

2022/8/23 順番予約

 当院は「〇番の患者様は、□番目の診察です。」というように、順番予約という方法を採用しております。患者様からは、診察終了後に「次回の予約とったほうがいいのかしら」と質問があるのですが、順番予約の特性上、翌日以降の予約はその日にならないと取得することができません。予約が取れないことは、不便に感じられるかもしれませんが、予約なしで直接来院される患者様や、鼻出血など処置にかなり時間がかかる患者様もおり、予め決まった時間に診察する、という確証がとれません。「〇時□分に予約を取ったものの診察開始まで〇〇分待った」というように患者様の時間ロスをできるだけ減らすためにも、「今日は〇番目だから、あと〇分後にはクリニックへ行っておこう」という順番予約の方法で予約をとらせて頂いています。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2022/7/22 第7波

 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。どんどんタイプの異なるウイルスが同定され、人間の免疫が追い付いていない状況です。コロナウイルスが人間にとっての脅威ではなく、共生できる時代が早く到来することを望んでいます。

 当院は規模が小さく、発熱患者さんの動線も確保できないことから、新型コロナウイルスの診断、治療は行っておりません。診療所はそれぞれの機能(とその限界)があり、当院は新型コロナウイルス以外の治療を行うことが責務と考えております。

谷保耳鼻咽喉科
鈴木大士

2022/6/6 耳掃除は耳鼻咽喉科で

 学校検診の時期になり、耳垢栓塞(耳垢の詰まり)を指摘されてクリニックを受診されるお子さんが増えてきました。耳垢により鼓膜が見えないことで、中耳炎の発見が遅れてしまう危険性があるので、溜まりすぎた耳垢は除去する必要があります。
 大人で耳掃除を綿棒でされている方でも、耳垢が奥に押し固められ、塊になって摘出されることもあります。毎日のように掃除しているのに、と驚かれる方もいらっしゃいます。

 手前味噌ですが、耳垢については耳鼻科に任せてもらうことがベストです。自分で耳掃除していると、やりすぎて炎症や耳漏(耳だれ)となる場合や、奥に固めてしまい摘出が困難となる場合があります。その点、耳鼻科は十分な耳掃除ができるうえに炎症があるようなら適切な処置も行うことが可能です。

 耳掃除くらいで受診してもいいのかしら、と心配される方もいますが、全然問題ありません。いつでもお待ちしています。

谷保耳鼻咽喉科
院長 鈴木大士

2022/5/9 こどもの日

ゴールデンウイークが終わりました。
皆様は充実した日々を過ごせたでしょうか。
僕はこどもの日に本格的なちまきを初めて食べました。
モチモチした食感と、ほのかな甘みが美味しかったです。

当院には乳幼児から中学生まで、さまざまな年代のお子様が来院されます。
耳掃除や中耳炎、鼻出血、アレルギーなど症状も多彩です。
こどもは恐怖心をもって診察室へ入室しますが、話をきき、説明し、ときには可笑しな話題もしつつ処置を行うことで、その恐怖心ができるだけ薄れるよう努めています。
目標は「また来たい」と思ってもらえるような耳鼻咽喉科です。

谷保耳鼻咽喉科
院長 鈴木大士

2022/4/28 順番予約をご利用ください

当院では院内での混雑を避けるため順番予約を導入しております。
来院される前に順番予約を行っていただき、順番が近づいてからお越しください。

予約がない患者様も対応させていただきます。
待ち時間をできるだけ短くできるよう、調整いたします。

2022/4/7 春の匂い

桜も満開を迎え、葉桜も目立つようになってきました。

今朝通勤途中のFMラジオで「マスクを外した時にふと感じる春の匂い」についてコメントがありました。
マスク生活に慣れた中で、マスクを外した時に感じる春の匂い。
春の匂い、というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

匂いを感じるためには、鼻が十分に機能していることが重要です。
匂いを感じる神経は鼻の中でごく限られた場所にしかありません。
そこまで匂いが届くかどうか、評価するには耳鼻咽喉科できちんと確認することが大切です。

谷保耳鼻咽喉科
院長 鈴木大士

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